梅の時期に、我が家でリクエストが多いのは、梅ジュースの素です。
梅酒は2年前に仕込んでありますが、誰も呑めないので そのまま古酒にしそうな勢いです。 ウチの場合、こちらは梅干とは違い、青梅を使います。 よく言われる作り方は ・青梅を1晩冷凍庫で凍らせて ・水洗いしてヘタを取り ・梅と同じ重さの白砂糖と共に、消毒した瓶に詰めて ・お砂糖が全て溶けたら、飲み始められる ですが、ウチは少し違います。 まず、今年のウチの冷凍庫は、梅を入れる場所がありませんでした。 ・青梅2キロを水洗いしてヘタを取り ・梅の実の数か所を竹串で刺して、実のエキスが出やすいようにし ・用意した2キロの白砂糖を 消毒した瓶に、梅、白砂糖、梅、白砂糖・・・とサンドイッチ状態に詰めていき 最後は白砂糖で蓋をするようにして お砂糖が全て溶けるまで、時々瓶を振って待つ ここまでは、先の方法と同じです。 以下が、ウチの方法です。 ・お砂糖が全て溶けたら、更に1キロの白砂糖を加え その後も、梅の実が、シワシワで種と皮だけになるまで、白砂糖を加え続ける 浸透圧を使い、実からエキスを出来るだけ絞り出すのです。 画像左が2年前に仕込んだ梅ジュースの素です。 今月に入るまで、まだ残っていたことを忘れていました。 飽和溶液状態だったからか、発酵も腐敗もしていませんでした。 味に深みも出ています。 画像右が、今年仕込んだ梅ジュースの素です。 仕込んだ時は、瓶が満杯になるまで詰まっていましたが 相当上が空いていて、梅からジュースの素が出ているのが見えます。 でも、まだお砂糖が溶けきっていなくて、梅の実も、中身が詰まっていそうですね。 詰めた後、時間が経つと、瓶を振ってもお砂糖が固まってきてしまって、中々溶けなくなってきます。 そうしたら、エタノール消毒した菜箸や木べらで、お砂糖の固まりをほぐして混ぜ、溶かします。 画像は、木べらを入れた直後で、まだしっかり溶けきったかが分かりません。 お砂糖を足すなら、明日溶けきったことを確認して以降になります。 小さなガラス瓶に入っているのは、梅ジュースの素の梅から作った、梅ジャムです。 飽和状態までお砂糖を足してあるので、お砂糖を足す必要はありません。 瓶から梅の実を取り出し、種を取り除いて火にかけます。 お水をお鍋に入れて、果実がほぐれやすいようにし 木べらで時々かき混ぜながら煮詰めれば出来上がりです。 こちらも、冷蔵庫に1年程入れてありますが、糖度が高いお陰か、傷んでいません。 プレーンヨーグルトに混ぜたり パンに塗ったり お醤油とゴマ油を混ぜて、キュウリにつけて食べたりしています。 最終的に、捨てるのは梅の種だけ。 全て使い切ります。
by bo-sun
| 2014-06-22 11:49
| 台所仕事
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