お気に入りのお店のひとつ、Schaleおおまち。 障害のある方を、"それぞれ一人の労働者として扱おう"となさっています。 授産施設では、独立して暮らせるだけの賃金が渡されていないのだとか。 そもそも、渡されるお金は、賃金と呼ばれていないのです。 皆さん、障害と付き合いながら、それぞれの出来る働きをしているのに。 少し前から、今日のためのクッキーを試作しているのをネットで見て 食べてみたくて、街中へ。 2ヶ所を回って分かったのは このクッキーは販売目的ではなく 加藤哲夫さんという、仙台のNPO活動を広げようと尽力なさった方の命日にあわせ 市民活動をこれからも広げていこうという趣旨のイベントで配る物だったのです。 加藤哲夫さんが、「蝸牛点睛」というコラムを書いていらしたことから、カタツムリのクッキーを作っていたのです。 大阪ボランティア協会の早瀬昇さんを、仙台市市民活動サポートセンターにお招きして "NPOのことを改めて考え、学び 組織のことを考える2時間" という、基調講演。 早瀬さんは、"東の加藤、西の早瀬"と呼ばれる、日本NPOセンター代表理事。 私、"NPOって、何?"という、お門違いな人。 しかも、途中から入場。 あちゃ~。 スタッフの方に促されるままに、資料を渡されて コソコソと後ろの方の席へ。 話を聞いていると NPOと小規模な会社や商店に、共通するんじゃないかなぁ…。 と。 明石の商家(私の遠縁)は女系で、一番腕のいい番頭を、代々婿に迎えていました。 店主は娘の父親ですが、彼も娘婿。 次の代へと店を継ぐために、娘が大切にされ、食器などの調度品も息子よりも良い物を用意されたそうです。 そして、息子は皆、他の商家へと奉公に出され、家には残りませんでした。 そして、時代が進み、長男が戸籍を継ぐ文化を受けて、息子が継いだ代に、店が潰れてしまった、と。 何故、NPOに自発的に(≒積極的に)参加すると、疲れる程頑張ってしまうのか? 店主(代表者)と番頭(事務方)の2本柱体制が無くなったら、潰れてしまった商家と、どことなく重なる気がしました。 でも、私は、NPOを立ち上げたこともないし、関わったこともありません。 2本柱体制ではなく、数本体制も有ることでしょう。 それに、目的、目標、活動内容も、組織それぞれにあるでしょう。 商家ならば有償でも、NPOでは無償のところもあるかもしれません。 有償サービスの難しさも、早瀬さんがお話をされていました。 私も思わず、唸り、頷くばかり。 気付けば、座ってから1時間半。 とても勉強になりました。 カタツムリのクッキー、ご縁の余りの有り難さに 出来るだけ形を崩さず持ち帰りました。 込められた色々な想いを考えると、封を開けられません。 食べないと物が悪くなって、それこそ勿体ないのですが…。 う~ん。どうしよう。 それに、「蝸牛点睛」も読んでみたくなりました。 日本で一番分かりやすい経営書、だそうです。 せんだい・みやぎNPOセンター書籍販売部「みんみん堂」 こちらから買えるようです。 私なら、販売部に直接行って、手にとってみるっていう方法もあるなぁ…。
by bo-sun
| 2014-08-26 16:31
| お出かけ
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